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2011/02/02

田舎暮らしの醍醐味

 市役所でひょっこりと農家のヴィンチェンツォに会って、久しぶりねという当たりさわりのない話をしたら、翌日、今シーズンのワインをわけてくれると電話があった。

 農家といっても、オリーブオイルとかおよそ南伊と聞いて連想できるものは、たいがい自前で原料から生産しているマッセリアというやつで、ヴィンチェンツォんとこは、ブドウジュースみたいな濃蜜なワインを醸造する。 

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生産者が分かるワインとオレンジで作った、考えたらなんとも贅沢なゼリー。5つ分の材料費は1ユーロほどの計算(このうち市販の板ゼラチンが90セント!)

 聞けば、銘柄こそなくても、グレーコ・ディ・トゥーフォの白と、ラクリマとプリミティーヴォのロゼという。 おお・・・それがいかにもぞんざいに5ℓのプラスティック容器に入っていて、いずれも1リットルがわずか1.5ユーロばかりなのである。

 やっぱり露地物の青物をトラックで売り歩く陽気なビートは、上得意の義母が買いに行くたびに、そう言えばおまえさんのところのせがれの嫁はと話を持ち出し、決まってせがれの嫁の分まで持たされて帰ってきてしまう。

 とはいっても2ユーロも出せば、5kgほどもくれる上に、セロリだ、イタリアンパセリだとおまけまでつけてくれる。ちょうどビートのオレンジをどっさりもらったばかりだった。

 すっかり当たり前に思ってしまっていたが、考えれば生産者が分かる食品が毎日の食卓にのぼるというのは、贅沢なことではないか。

 開封一番を飲みながら、ロゼでゼリーをこしらえたら、やはり美味しいのだった。

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