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2011/01/17

ドイツ発(?)人生に必要ない贈りものは笑い種にするすすめ

 晩ごはんにピザ一枚をおさめてしまうと、どうしても午前3時半に目が覚める。午前3時半といったらまだ夜なのに、頭なんかやたら煌々としている。こうなればせっかくの鋭利な頭で翻訳をはかどらせつつ、生年月日と出生時刻を入力する無料占いをしてみたら、鏡リュウジの総合運も、新宿の母の仕事・財・成功運もそのほかの出会いも恋愛も軒並みすごい結果で、出生時刻は調べ直す必要があるにしても、がぜんやる気になっている2011年。

 初春のサルディあるいはバーゲンの季節もたけなわなわけだが、なんでも前倒し傾向の近ごろは、クリスマス明けには、得意向けにしても結構おおっぴらにバーゲン情報が届いたりする。25日午前中までもは、1セントとて割引かないが、それでもクリスマスまでにみな、それぞれの気持ちを抱えて、うきうきしながら、殺気立ちながらプレゼントは求めることになっている。

 ということで目を覚ますと、性別も年齢も様々な聖ニコラウスがにこにこと、うまいコメントがとっさに出てこないタイプの贈り物をくれたりして、ゴミ問題には常に心を痛めているあたしをイライラさせる。

 それでクリスマス前、今夜は女性だけよの日に女8人、最近オープンしたラウンジバーのギャラクシーなネオンのなか、エコロジー先進国ドイツより、ハイディ友人が発案のさるX'masプレゼントの交換をしたのだけれど、これが途方もないほど面白い。やんややんやの大盛り上がりのうちに、年明けすぐにはエピファニアの第2回大会が開催され、すでに復活祭をめがけて第3回大会を予定している。

 ルールはあってないようなものだが、およそ次のようなものである。

  • 家にある交換「さえ」不可能な不用品のなかでも、悪い意味の方で選りすぐりを1点選ぶ
  • 中身が見えないよう、かつまた多少プレゼントらしくあるために包装はする
  • ダイスを振って、得体の知れないプレゼントを交換、横取りしあう。
  • 全員がプレゼントを手にしたら、1人ずつ恐怖の開封
  • いっとうひどいプレゼントを持ってきた人が、チャンプとして拍手喝さいされる

 ※ 貰ったものは次のプレゼントとしては転用できません

 アイロニーを好むイギリスでは「クリスマスにもらったセーター」という婉曲的な表現があるらしいが、イタリアでも結婚式から帰ったら、ボンボニエーレ(砂糖菓子入れ、引き出物一般)が何だったかで、利害関係の一致する人同士こっそりとひと盛り上がりすることになっている。その他、洗礼を受ければボンボニエーレ、堅信式を受ければボンボニエーレ、大学を卒業すればボンボニエーレと、国中でボンボニエーレが右から左へ移動しているので、ごく一般的な社会生活を受け入れていれば、どっかにはあるはずのあれやこれやを抱えて生きているわけだ。

 スワロフスキーのてんとうむしとか、トゥーンの天使の置物とか、何回見てもランバンではないランバンのバッグとか、新郎新婦のイニシャルを入れてしまったデコパージュのお皿などが、あら不思議。今日から消えてなくなる、あるいは友だちを通じて始末してもらえるという魔法のような遊びなのだ。人生に要らないキッチュなプレゼントは、おおいにこれを交換しましょう。煩わしいことは少ない方がいいのだし、あたしたちは忙しいのだし。

 今年の目標:最小限のもので生きてく

 

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