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2009/08/18

マテーラからビッグニュースです!

「日本人観光客を対象に、スイート無償提供」

 あたしは存じませんでしたが、ローマでは名のある老舗レストランという「パッセット」で日本人ツーリストが、南イタリアの町ならば基本給にも匹敵する700ユーロ(およそ98700円)というバカバカしい請求を受けたというニュースに、多くの真っ当なイタリア人は心を痛めました。

 これを受け、世界遺産サッシ地区にある洞窟のホテル「レジデンス・サン・ジョルジョ」が、この世界的な不況の最中、日本人ツーリストのみを対象として、スイートの無償提供に乗り出したと聞き、マテーラに住まわせてもらっている一日本人としては、これに激しく賛同して協力したいと思います。

 キャンペーンの対象は以下の通りです。
 
 ・利用条件は、1名または2名での個人利用で、最長2泊です。

 ・2009年9月20日までに、「レジデンス・サン・ジョルジョ」のHP内より、予約を完了してください。

 ・スイートは全6室、延べにして93泊分が無償提供されます。

 注) フロントの営業は、イタリア時間の08:00~21:00(日本時間16:00~05:00)です。

 あたし個人はこのホテルを利用したことはなかったので、私的なブログ掲載にあたってドキドキしながら連絡を取ったところ、好感度の高い返信メールをいただきました。

 マテーラにたまたま旅行計画のある方、ちょっと心を動かされた方は、HPをチェックしてみてはいかがでしょうか? 

 ※ 「続きを読む」に、レジデンス・サン・ジョルジョのHPの公式リリースの日本語訳を掲載しました。 

(ホテル・データ)

Residence San Giogio

住所 Via Fiorentini, 259 - 75100 Matera

電話 39 (0)835 334583 /FAX 39 (0)835 330021

HP www.sangiorgio.matera.it

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2009/08/13

海とスポンジと喧騒と

Photo_4 ランペドゥーサ島と、行って帰って来てようやく空で言えるようになったけど、島に上陸して5分後に夫のある身のあたしとハイディの心を鷲づかみにしたのは、スプーニフィーチョだった。

 船が着岸するランペドゥーサ島の新港のあたりは、南国の港町のイメージそのままの色彩も雑多な建物が暑い日差しの中に並んでいて、旅気分につられて観察力なんかがいつになく高まる。

 今どき手書き看板の文句を「スプーニフィーチョ」と何気なしに口に出してみたら、これが2回は声に出してみたくなるイタリア語だった。ハイジとあたしは実際に二度見ならぬ二度言いしたし、「スプーニフィーチョ」という単語だけでしばらく座が持ったほどだった。

 ソバに「屋」がつくとそば屋になるように、イタリア語では特定の名詞の語尾に「フィーチョ」をくっつけて専門店を表すことがある。
 パーネ(パン)につけばパニフィーチョ(パン屋)、ラッテ(牛乳)だとラッテフィーチョ(乳製品専門店)という具合なんだけど、シチリアから8時間も遠ざかってしまうと、スプーニャ(スポンジ、ここでは海綿)だけでやっていけるスプーニフィーチョなる新しすぎる専門店が当たり前に並んでいて、人はアフリカと呼ぶランペドゥーサ島への期待はいやがおうにも高まったのだった。

 そんな島での滞在先のレストラン兼バールで、あたしたちのテーブルにお皿を出したり引っ込めたりしてくれたベロニカは、そのドラマティックな名前に似つかわしく、美しいヴァレリア・ゴリーノの娘に扮して、映画『レスピーロ(呼吸)』にでていた。

 この年末年始に、ライプツィッヒのハイジのうちのリビングに雁首揃えて、『レスピーロ』をイタリア語で観たことをはたと思い出したあたしは、何かを見ても何も見えていない自らを嘆きつつ、なんで今度の旅がランペドゥーサ島になったのかを悟った。ランペドゥーサ島は、そのロケ地なのだ。

 生き物が一切の活動を止めそうな島の昼下がりは、海が見えるベロニカのバールに座って、イタリア語は31ページで頓挫した『百年の孤独』を日本語で読んで過ごした。

Photo_5 ある日の昼下がり、背後で大げさに嘆き続けるオトコの声がだんだん気になって来て、D.カッパーフィールドみたいにおんなじ文章を5回は読まなければならなかった。どうやら、オンナが20ユーロ「も」払ってクスクスを食べてきたらしい。

 これは身に覚えどころか、つい前日にも、あたしもハイジもそれぞれが1回づつおんなじやり取りをしたばっかりだ。
 
 10人いれば10人の夫が、妻の、正統な理由のある買い物/「ささやかな」散財を問わず、出した金額を必ず知りたがり、ギリシア悲劇風に嘆くのはなんなんだろうか。州かなにかの条例かもしれない。チュニジアまでわずかに113kmに迫るといえども、ランペドゥーサもまたまぎれもなくイタリアであった。見ればベロニカで、夫でなければ同棲相手だろうと思っていたオトコは、父親だった。

 イタリアでは娘時代から一生「それで、いくら払ったんだ?」と聞かれ続けるのだ。たとえドルチェ・エ・ガッバーナの120ユーロの新作水着だったとしても、その正しい答えはこうである。「10ユーロ、青空市場で。ほんとは12ユーロだったんだけど、まけてくれた。」 嘘をついた時の答えは少しばかり長くなる。

 

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2009/08/11

マテーラ 移動のQ&A

最近、多くのご質問をいただきますので、つらつらとまとめてみました。

マテーラの旅行計画にお役立てください。

、日曜・祝日の移動は極力さけてください。

  ・ マテーラ発着のFAL線、路線バスは、日曜・祝日は運休です。

  ※ ローマ、ナポリなど各主要都市からの長距離バスは、運行しています。

、マテーラの最寄の国鉄FS駅は、フェッランディーナ駅です(30km)。

  ・ フェ駅は、サレルノ、ナポリ方面への移動に便利です。

  ・ フェ駅発着のFS線のチケットは、マテーラでは旅行代理店で購入できます。

  ・ 旅行代理店の営業時間は、おおむね 09:00~13:00/15:30~19:30です(土曜午後・日曜休)。

  ※ マテーラからフェ駅までは、路線バスも運行していますが、待ち時間や駅の立地を考えると、タクシーを利用するのも手です。

、マテーラのタクシーの料金は、おおむね 1km=1ユーロ+α(深夜・祝日料金など)のようです。

、タクシー利用を考えてみてもいい、その他の目的地(ミシュランHP参照)。

  ・ バーリ・パレーセ空港(65km)

  ・ アルベロベッロ(67km)

  ※ 公共の交通機関を利用する場合、バーリ空港、アルベロベッロまでは、ともにFS線バーリ駅で乗り換えが必要です。

  ※ 特にコメントをいただいた田中さんのケースのように、早朝・深夜にマテーラからバーリ・パレーセ空港までの移動は、タクシーが唯一の交通手段となります。コメントしそこねて失礼しました。

、「マテーラに不可能はない(笑)」

タクシーの手配も含めて、どんなささいなことも、まずは宿泊するホテルのフロントに気軽に尋ねてみてください。

不便な土地柄、きっと親身になってくれるはずです。

よい旅を

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